今回はある論文から学びを得たいと思います。
こちらをご覧ください!
以下引用です。
「子ども中心の保育」で自由遊びの時間が長い幼稚園や保育所の子どもの語彙得点
が高い。語彙得点の差は保育の仕方によって生ずるもので,園種は関係ないことが
明らかになった。すなわち,小学校の教育を先取りして学習を導入している一斉保
育の幼稚園や保育園に比べて,子どもの自発的な遊びを大事にしている自由保育の
幼稚園や保育園の子どもの語彙得点は高い
関連する要因の全てを統制して,読み書きや語彙得点と諸要因のうちのどの要因
が関連(相関)するかを明らかにするため共分散構造分析にかけたところ,読み書
きや語彙と保育形態(一斉保育か自由保育か)には相関関係があり,自発的な遊び
を大事にする「子ども中心の保育(自由保育)」の子どもの読み書きや語彙力が有
意に高いということが明らかになった。
幼児期には,読み書きや計算は子どもの自発的な必要から遊びの文脈にもちこま
れるものであり,大人からトップダウンに教えても覚えられるわけではない。子ど
もたちは自発的な遊びを通して読み書きや計算の意味や意義を感得していく。
どうでしょうか。学力だけが全てではないですし、保育園は小学校の準備のための施設でもありませんが、学力はあったほうがいいですし、なにより興味関心の広がりに繋がります。
子どもの自発的な遊びこそ大切にしていきたいですね。そのための環境作り!
0コメント